老後の医療保障のポイント
老後の医療保険のポイント(その2)
ここでは、定年退職を迎え、老後に備える人の為の医療保障を加入する時にポイントを紹介しています。
「その2」では、
・医療保障の加入方法
・医療保障料の支払い方
・医療費のまとめ
について説明しています。
ここで説明している医療保障のポイントの内容が、あなたの医療保障の見直しや比較、または、相談する時に活用していただければと思います。
【医療保障は夫婦別で加入する】
医療保障は、何度も述べていますが、老後に必要な保障になります。この為、夫婦共に加入する事はもちろんの事ですが、夫と妻が別々の契約で医療保険に加入しておく事をお勧めします。
これは、夫が40歳、50歳の現役時代などの時には、夫の生命保険に妻や家族の医療保障を一緒に付ける事が普通でした。このように夫の生命保険に妻の医療保障を付ける事は可能です。しかし、このように妻の医療保険を契約してしまうと、夫が亡くなった時に妻の医療保障が無くなってしまいます。この為、夫と妻の医療保険は別々に加入する事をお勧めします。
【医療保障は単体にする】
医療保険に加入する時の注意点ですが、医療保険に加入する場合には、終身保険などの主契約に付属して付ける「特約」という方法と医療保険を単独で「主契約」とする方法があります。
一般的には、終身保険などの生命保険に加入する場合は、医療保障を特約として付ける事が多いです。それは、特約として契約した方が安くなるからです。しかし、ここでお勧めしたい方法は、あえて医療保障を単独で契約する方法です。
なぜかと言いますと、医療保障を特約として契約すると主契約(例えば終身保険)を解約したり、契約期間が満了した場合に医療保障も無くなってしまうためです。また、主契約が終身保険などの場合は、老後資金が苦しくなってきた時に解約すると解約返戻金という形でお金が戻ってきます。この為、いざと言う時のために終身保険が使えるという訳です。
このように、医療保障を単体で契約しておく事で、老後に必要となる医療保障を維持しながら臨機応変な対応が出来るようになる為です。
【保険料の支払い方】
保険料の支払い方は、毎月支払うのが一般的です。
しかし、資金的に余裕があるのであれば、「一時払い」、「前納」という形で先にまとめて保険料を支払う事をお勧めします。
なぜかと言いますと、先にまとめて保険料を支払う方が保険料の総支払額が安くなる為です。また、特に「前納」をお勧めします。その理由は、「一時払い」の場合の場合途中で亡くなった時に、先に支払った保険料が戻ってこないからです。
分かりやすいように例をだして説明させて頂きます。
例)
Aさんは、60歳で80歳までの保障がある生命保険に加入しました。
しかし、Aさんは、70歳で亡くなりました。
保険料は、80歳までの分を先に支払っています。
60歳〜80歳までの20年間の総支払い保険料は、200万円でした。
(つまり、1年の保険料は10万円)
このような場合に「前納」と「一時払い」の違いは下記のようになります。
・「前納」の場合
支払った金額:200万円
60歳〜70歳までの保険料:100万円
70歳〜80歳までの保険料:100万円
→ 70歳〜80歳までの保険料である、100万円が戻ってきます。
・「一時払い」の場合
支払った金額:200万円
60歳〜70歳までの保険料:100万円
70歳〜80歳までの保険料:100万円
→ 70歳〜80歳までの保険料である、100万円は戻ってきません。
*注意:この例の金額等全て説明の為に適当に設定したものです。
また、前納と一時払いでは、多分、保険料が違うと思います。
つまり、「前納」の方が、まだ来ていない期間に対して支払った保険料が戻ってくるのでお勧めです。
【ガン保険】
日本での死亡率が一番多いのが「ガン」です。このガンにかかった時に行った治療が高度先進医療費という扱いになると、高額療養費の対象とならなくなります。また、高度先進医療費の対象となるようなガンの治療は高額になる為、加入する余裕がある場合は、ガン保険には加入しておく事をお勧めします。
また、ガン以外にも、必要に応じて、死亡原因の上位を占める、心筋梗塞、脳卒中についても対応している特定(3大)疾病保障保険に加入する事も良いかもしれません。
ちなみに、厚生労働省の「平成16年人口動態統計月報年計(概数)の概況」によると、
全死因の人数が1,028,708人で有るのに対して、
・悪性新生物(ガンのこと)が 320,315人(31.1%)
・心疾患 が 159,490人 (15.5%)
・脳血管疾患 が 129,009人 (12.5%)
になります。
このように、老後に向けてどのように医療保険に加入するとお得かを説明してきました。
色々と項目が多かったので、ここで、簡単にまとめてみたいと思います。
【老後の医療保障のまとめ】
・老後の医療費はいくら必要か
最大 入院日額 1万2900円(5000円〜1万円 OK)
・ガン保険
加入する事をお勧め
・特定(3大)疾病保障保険
必要がありそうなら加入する事をお勧め
・医療保障は単体にする
医療保険のみでの加入
・医療保険加入期間
出来れば、終身の方がお勧め
・保険料の支払い方
前納か一時払いがお勧め。特に前納がお勧め
老後の医療保障の説明は、以上のようになります。
では、次は、
「老後の死亡保障のポイント」へ
老後の備えは出来ていますか・・・?
こんな事を思われた事はありませんか?
●生命保険の保障は現状で良いのか?
●老後の生活費はどれくらいのお金が必要なのか?
●年金はどれくらい貰えるのか?
●定年退職後の生活はどうなるのか?
生命保険について、相談にのってくれる所は多くありますが、 生命保険をはじめ、定年退職後の老後のことを総合的に相談できるところは少ないです。家計の見直し相談センター
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2006年09月19日 20:48